"Die Rosen von Versailles" (Die Abenteuer der Lady Oscar) これ、何かお分かりになりますか? そう、「ベルサイユのばら」のドイツ語版です。
ヨーロッパでの日本のマンガブームは衰えるところを知らず、次から次へとドイツ語に訳された日本のマンガが書店に並んでいます。こうした日本語が原作のマンガは、実はドイツ語の日常会話の勉強に利用できるんですよ。
情景描写は絵にまかせてしまい、日常会話主体でストーリーが展開するマンガでは、生きたドイツ語の日常会話を勉強するのにもってこいです。
例えば青山剛昌の「名探偵コナン」で毛利蘭が「もー、ちゃんと仕事してよね!」と父親に文句を言うシーンがありますが、このごくありふれた日常会話の台詞をドイツ語にするとどうなるでしょう?
ドイツ語版の "Detektiv Conan" では、"Was ist das denn fuer eine Arbeitsmoral, Paps?!" になっています。あなたが想像していたドイツ語訳の日常会話に近かったでしょうか。
日常会話はそれが使われている状況をきちんと把握し、場面にあった表現をすることが大切です。マンガにはいろんな状況が出て来ますから、幅広い日常会話に触れることができます。
お気に入りの作家の作品がドイツ語で出版されているかどうか知りたい時、http://www.amazon.de/ に行ってみて下さい。
検索窓に例えば "Rumiko Takahashi" と入れてみるとどうなるでしょう? 英語の本が515冊、ドイツ語の本が129冊、DVDが14本、CDが2枚見つかりました。あなたのお気に入りの作家の名前でも検索してみて下さい。きっとドイツ語で面白いものが見つかると思います。
マンガを利用してドイツ語の日常会話を勉強する方法で気をつけなくてはいけないのは、選んだ素材によってはぞんざいな言い方、失礼な言葉遣いも出てくることがあるということです。そういうことを考えずに日常会話の中でうっかり使ってしまうと、恥ずかしいことになるかもしれません。日本語の原作の言葉遣いを参考に、あまりドイツ語の崩れ過ぎていないものから始めてみる方が無難でしょう。
マンガで日常会話の勉強をするのには抵抗がある、という方には、正統派の日常会話の勉強法がお勧めです。ドイツ語の日常会話学習の為の本は、日本でも数多く出版されています。
Amazonで「ドイツ語 日常会話」で検索するとあまり見つかりませんが、「ドイツ語 会話」で検索すると400冊近い本が出てきます。近くの書店に行ってみても、きっとドイツ語の日常会話学習書は見つかることでしょう。そういう本や付属のCDで勉強するのももちろん効果的ですし、きっちりと文法から押さえたい方にはそういうドイツ語学習の方が向いているでしょう。
テレビやラジオのドイツ語講座で、繰り返し基本的なフレーズを勉強することも、日常会話の上達には効果的ですし、状況が許せば語学学校でドイツ語のコースを取る、或いは思い切って短期語学留学するのも日常会話習得にはいいですね。好みや予算に合わせて、ドイツ語の日常会話を楽しく勉強してみて下さい。